2011年05月07日

認識論 基礎問題Q6



Q6:認識の過程について、感性的段階、悟性的段階、理性的段階の三段階に沿って説明せよ
<統一思想要綱 P573〜P579>











【TOALAゼミ】    2点

 認識は三段階の過程を経る。

 蘇生的段階は感性的段階であり、外的自同的四位基台が形成される。そこでは主体と対象の授受作用により、対象の内容と形式が主体の感覚中枢に反映され、感性的認識像を形成する。主体は関心と原型を備えているが、認識像は断片的な映像の集合にすぎない。

 長成的段階は悟性的段階であり、内的自同的四位基台が形成される。そこでの主体は霊的統覚と呼ばれ、本心の機能的部分を指し、知情意の統一体となっている。また対象には、感性的認識像と原型の二つの要素がある。授受作用においては、主体である霊的統覚が、対象の二つの要素を対比する。この対比により認識がなされる認識論は、照合論と呼ばれている。

 完成的段階は理性的段階であり、内的発展的四位基台が形成される。そこでの主体は理性であり、概念による思惟の能力を指す。対象となるのは、内的形状として悟性的段階で得られた知識(観念、概念、法則、数理など)が蓄えられたものだ。授受作用では、理性が内的形状の諸要素を対比することで新しい観念 を得る。これを概念の操作と呼ぶ。内的発展的四位基台形成を反復して、知識は発展していく。




【八ツ橋ゼミ】    1点

 認識は、まず、意識的または無意識的な目的を中心として、主体(人間)と対象(万物)間の授受作用が行われ、対象の内容と形式が主体の感覚中枢(感性)に反映されて映像または表象を形成するところからはじまる(感性的段階)。そして、感性的段階において形成された映像や表象である感性的認識像と原型との対比が行われ、一致・不一致を判断することによって認識が成される(悟性的段階)。この段階において行われているのは、目的を中心として、主体を霊的統覚、形状を原型と感性的認識像とした、対比型の授受作用である。原型とは、判断の基準となる主体の中の心的映像のことをいう。以上が一般的な認識の過程であるが、統一思想では、これを一歩越えた、推理、連想などを行う思考過程を、認識の完成的段階と位置づけて、理性的段階と呼ぶ。この段階では、以前から持っていた内的形状の、観念、概念、数理、原則の中から必要なものを選んで、それらを内的性相を主体として対比することによって新しい観念を形成する。これが、認識の最終段階であり、知識の増大は、この段階の反復によって成されていく。



【審査員のコメント】

 感性的段階、悟性的段階、理性的段階がそれぞれ蘇生、長成、完成の三段階に相当し、外的自同的四位基台、内的自同的四位基台、内的発展的四位基台を形成していることを骨としながら説明していって欲しい。その上で、感性的認識像は断片的な映像の集合であって、この段階では対象が具体的に何なのか知ることはできない点が説明されていると分かりやすい。さらに悟性的段階では「照合」の説明がポイントになり、理性的段階では「思惟作用」の説明がポイントになる。




posted by W-CARP JAPAN(ワールドカープ・ジャパン/全国大学連合原理研究会) at 05:19| 統一思想AL 第6回 認識論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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