2011年05月12日

歴史論 基礎問題Q4



Q4:歴史の変遷が創造の法則と復帰の法則によってどのように展開してきたかを説明せよ
<統一思想要綱 P499〜P503>









【和源ゼミの回答】  2点 

 歴史の変遷における展開は、発展と闘争の二つに分類することができる。

 ここでいう発展とは、成長、発育、向上、また、新しい質の出現をいうが、歴史上、いかなる種類の発展も、例外なく、主体と対象が共通目的を中心として調和的な授受作用によってなされてきた。この理由は解答Q2で述べた通りだが、一方で、闘争は、互いに目的や利害が異なる主体と主体との間に生ずるものである。

 その主体のうち、より神の摂理に寄与している方が善の立場、一方が悪の立場となるが、互いの闘争の末、善が勝てば歴史の方向は善へ転換されていく。時に神は善に屈しない悪に対しては蕩減の法則を通じて悪を自然屈服させながら善の方向へと転換させていった。

 このように、歴史は、主体と対象の授受作用によって発展し、善悪の闘争によって方向を転換させながら変遷してきたのである。




【東北大STゼミの回答】  2点 

 創造の法則と復帰の法則の中で歴史に大きく寄与したのは授受作用、相克、蕩減、分立の4法則である。

 堕落によって悪の方向に向かった人類を分立の法則により善悪に分け、相克の法則で善悪の各主体の反発で生じた善悪闘争に善の側を勝利させてより善なる方向に歴史を修正してきた。加えて悪の側が強力な時には蕩減の法則を用いて悪側の攻撃を条件として善の側を勝利に導いてきた。また、授受作用の法則によって主体と対象、人で言えば中心人物と大衆が共通目的を中心として関係を持つ中で科学や経済、文化を発展させてきた。

 ここで注意が必要なのは、発展は授受作用によるのであって善悪闘争によるのではないことである。闘争はむしろ疲弊するものであり、善なる側に転換させるためにやむなく行われるものなのである。

 まとめると、これら善悪闘争による善側への転換および授受作用による発展が繰り返されて歴史は創造本然の基準に向けて変遷してきたのである。




【TOALAゼミの回答】  1点 

※理解の一助として、創造の法則に関する内容には@を、復帰の法則に関する内容にはAを、それぞれ付す。

 歴史は、@創造の法則(授受作用)によって科学・経済・文化が発展し、ある頂点に達したとき、A復帰の法則によって、善悪に分裂し、闘争状態になるということをくり返してきた。それを通して、@もともとなされる予定であった、人間の責任分担による世界の創造・完成と、A人類始祖の堕落によってその必要が生じてしまった、世界を善側へと復帰するための摂理が同時並行でなされてきたのである。

 現代は、@科学・経済・文化が最高水準にまで発展し、A世界的な思想の対立が起こっているときであり、創造理想世界の完成がなされる時なのである。





【審査員のコメント】
※本誌「MOONISM」に掲載した【和源ゼミ】に対するコメントのみ

 数ページにわたる内容をポイントを絞ってまとめようとした努力は見受けられる。
 前提条件として、歴史の変遷に作用した創造、復帰の法則の中で、授受作用の法則が「発展の法則」となり、相克、蕩減、分立の各法則は「転換の法則」となる、といった説明が必要。
その上で各法則の意味を補足すれば分かりやすい回答になる。



posted by W-CARP JAPAN(ワールドカープ・ジャパン/全国大学連合原理研究会) at 15:48| 統一思想AL 第5回 歴史論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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